裏なんばでおいしい日本酒が直感で楽しめるお店「最」がおすすめ。
料理人修行中の通称「おひげ氏」に連れられて、日本酒をたらふく飲むことを目標に裏なんばを徘徊しました。
僕はあんまりお酒は飲めないですが日本酒は好きなのでホイホイついていくことに。
ここで僕の乞食精神がログインしました。
そしたら裏なんばのさらに裏路地に連れて行かれて
あ、ヤバい乞食精神がバレたボコられるっ!
と心の中で思ってましたが、雰囲気素晴らしいお店についたのでお店の名前と場所を忘れないためにも書き残します。笑
直感で日本酒が楽しめるお店「最」
なんばグランド花月から道具屋筋に入って、2つ目か3つ目の裏路地を右に曲がります。
そうすると左手に見えてくるのが最(さい)です。
裏なんばの雰囲気というか、このお店の雰囲気は申し分ないです。
右下の「お米のじゅーす」と書いてるあたり、完全におちゃめです。入りましょう。
入る前からひときわ目を引いていた大きい冷蔵庫には、値段とともに店主セレクトの日本酒がびっしり並んでいます。
「日本酒のメニューないんで、こっから選んでくださいねー」
と、店主。口数が少ないそっけない感じもまたいい味を出してる。
それはそうと、なるほどこれは面白いシステム。
産地は赤文字で貼ってくれてるので、あとはラベルのみで判断するとな。
おひげ氏は日本酒の知識があるので単純に楽しんでましたが、日本酒の知識がほとんどない僕でも、これは気軽に直感で楽しめる!お、ちょっとテンション上がってきた。
よーし、飲むんじゃー。
明鏡止水&正雪
しっかり裏のラベル情報も見せてくれる嬉しいお店です。カウンターが空いてたら迷わず飛びつきましょう。注文も通しやすくて、オススメも聞きやすいのでぜひ。
明鏡止水は辛口なので今までなんとなく避けてましたが、飲むとピリリッと来ますが後味がそんなに尾を引かないので暑い夏にはグイグイいけます。個人的なイメージは「ザ・日本酒の味!」でした。一緒に注文したホタルイカの沖漬けと、いぶりがっこが絶妙にマッチして最強でした。
正雪は口当たりがよく、甘くフルーティーな日本酒は嫌だけど、アルコール感が強い日本酒も嫌!というわがままさんにおすすめです。ちょうど中間くらいでお刺身と合わせたら口の中が幸せになりそう。
ちなみに日本酒はこんな感じでワイングラスで提供してくれます。オシャレ感マックスで香りもしっかりと楽しめます。立ち飲みだけど、女の人と行っても楽しめそう。
かぶとむし&Cicala
完全にラベル飲みしました。だって、ずるいやんこんなん。
カブトムシとセミとか、気になって仕方ないやん。なんなん。ずるいわ。
かぶとむしはその名の通り、カブトムシさんが好きそうな感じのほんとに口当たりが甘い日本酒です。
おひげ氏に「口の中で2段階で甘い味がする!!」って言うと「?」っていう顔をされましたが、今まで飲んだ日本酒の中ではダントツで変わった味でした。甘いお菓子を食べるときに合わせるとすごく良さそう。
Cicalaに関しては、フラフラタイムに入ったので僕は飲むことを放棄しました。がおひげ氏に聞いたところ
福岡の三井の寿てお酒の夏酒なんやけど、元々三井の寿自体辛口なお酒なんやけど、その酸味も残しつつすっきり旨味もあるって感じやったかな
という、一家に一人欲しいレベルでの回答いただきました。さすがっす。
その後彼は何杯か飲んでましたが、チェイサーはあってもそんなにたくさん飲めない飲めない。お酒強い人怖い。笑
その他酒の肴的メニューが豊富で、日替わり?のおばんざいがあったり魚肉ソーセージ焼いたやつとかポテトサラダとか、その他諸々かゆいところをついてくるメニューが多くて他にも食べてみたいものがたくさんあったのでまた行きたい。しかも値段が安いので、コスパ最強でした。
裏なんばでお店を迷ったらとりあえず行っても間違いない
何軒かはしごして、いろんなお店をまわるのも裏なんばの醍醐味の一つだと思うので、とりあえず最初の一件はあそこ行っとくか!的なノリで行っても外さないと思います。
あと、日本酒のメニューがないので
「どうする何がオススメ?」
「あのラベル気になる。あ、でも奈良とか近いからあの長野県のやつ!」
「でもあのカブトムシとかセミの絵が書いてあるラベルさ、むっちゃ気になるやん。」
とかいう会話が100%生まれるので、立ち飲み屋に行くのに抵抗がないのであれば、カップルで行くのもおすすめ。近所にラブホも完備されてます。笑
ちなみにもちろん、店主に日本酒のオススメ聞いたり、こんな感じの味がいい!とリクエストすると何個か提案してくれるので良心的で安心です。
また行きたい。現場からは以上です!